観葉植物の葉が黄色い原因は冬の寒さ?復活させる対処法を解説

大切に育てている観葉植物の様子が、最近おかしいと感じていませんか。

特に冬の時期になると、下の葉から徐々に黄色くなってポロポロと落ちてしまう。

そんなお悩みを抱えている方は非常に多いはずです。

ウンベラータなどの熱帯原産の植物にとって、日本の冬は過酷な環境です。

しかし、葉が黄色くなるのには明確な原因があり、正しい対処を行えば復活させることができます。

この記事では、冬に植物が弱ってしまう原因を特定し、活力剤を使った具体的な回復方法について詳しく解説します。

原因を知り、適切なケアを行うことで、あなたの植物も厳しい冬を乗り越えることができるでしょう。

観葉植物の葉が黄色くなる冬特有の3つの原因

なぜ冬になると、青々としていた葉が黄色く変色してしまうのでしょうか。

「寒さのせい」と一言で片付けてしまいがちですが、実は植物の内部では複数の要因が絡み合っています。

特にウンベラータのようなフィカス属は、気温が15度を下回ると成長が鈍化し、10度以下で休眠状態に入ります。

さらに5度を下回るような環境では、枯れるリスクが一気に高まります。

ここでは、葉が黄色くなる具体的な3つのメカニズムについて解説します。

気温低下による根の栄養吸収不足

1つ目の原因は、栄養不足です。

これは単純に肥料が足りないということではありません。

冬の寒さによって植物の体温とも言える温度が下がると、根っこの活動が極端に鈍くなってしまいます。

根の動きが鈍ると、土の中に十分な栄養素があったとしても、それを吸い上げる力がなくなってしまうのです。

その結果、葉の先まで栄養が行き届かなくなり、植物は自ら葉を落としてエネルギーを節約しようとします。

これが葉が黄色くなる大きな要因の一つです。

肥料を与えて解決しようとする方がいますが、根が動いていない状態で肥料を与えると逆効果になることもあるため注意が必要です。

日照時間減少による光合成不足

2つ目の原因は、光合成の不足です。

植物は太陽の光を浴びて光合成を行い、生きるためのエネルギーを作り出しています。

しかし、冬は日照時間が短いうえに、太陽の角度も低くなります。

室内に入る光の量が減ってしまうことで、植物は十分な光合成ができなくなります。

エネルギーを作り出せなくなった植物は体力が低下し、葉の緑色(葉緑素)を保つことができなくなって黄色く変色してしまうのです。

特に耐陰性があると言われる植物でも、冬の日照不足は深刻なダメージにつながることがあります。

暖房や乾燥による意外な水不足

3つ目の意外な原因として、水不足が挙げられます。

「冬は水を控えめに」というアドバイスをよく耳にするかと思います。

確かに気温が低い屋外や暖房のない部屋では水を控えるべきですが、人が快適に過ごすリビングなどは暖房が効いており、実はとても乾燥しています。

この乾燥した環境下で「冬だから」と水を極端に控えてしまうと、植物は脱水症状を起こします。

植物は体内の水分が不足すると、生命維持に必要な水分を確保するために、古い葉から水分を回収して切り捨てようとします。

その結果、下の葉から順番に黄色くなって落ちていく現象が起きます。

もし土がカラカラに乾いているのに水やりを我慢しているなら、それが黄変の原因かもしれません。

弱った植物を復活させる活力剤の使い分けテクニック

原因がわかったところで、弱ってしまった植物をどうやって助ければよいのでしょうか。

ここで活躍するのが「活力剤」です。

肥料が「ご飯」だとしたら、活力剤は「サプリメント」や「栄養ドリンク」のような役割を果たします。

特に冬の弱った植物には、肥料ではなく活力剤を与えるのが鉄則です。

ここでは、代表的な活力剤である「メネデール」と「リキダス」の正しい使い分けについて解説します。

弱った状態を立て直すメネデールの効果

植物が明らかに弱っていて、葉が落ちたり黄色くなったりしている緊急時には「メネデール」がおすすめです。

メネデールの最大の特徴は、「2価の鉄イオン」が含まれていることです。

植物は弱ると根から栄養を吸う力が落ちますが、この2価鉄イオンは水分と一緒にスムーズに根から吸収されやすい性質を持っています。

さらに、土の中にある他の栄養素も一緒に引き上げてくれる働きがあります。

つまり、動かなくなった根っこの働きを助け、栄養吸収のサポートをしてくれるのです。

使い方は簡単で、キャップ1杯(約10ml)に対して水1リットルで薄め、100倍の希釈液を作ります。

これを水やりの代わりとしてたっぷりと与えてください。

まずはメネデールで、弱った植物の基礎体力を回復させましょう。

本来の力を引き出し元気に育てるリキダス

一方「リキダス」は、植物の活力を底上げするために使います。

主成分としてコリン、クエン酸、アミノ酸、カルシウムなどの微量要素が豊富に含まれています。

これらは植物の生理機能を活性化させ、光合成をする能力を高めたり、寒さへの抵抗力をつけたりする効果が期待できます。

使いどきとしては、メネデールで最悪の状態を脱した後や、今は元気だけれどこれからの寒さに備えたい時がベストです。

リキダスの希釈倍率は、観葉植物の場合およそ200倍です。

水2リットルに対してキャップ半分(約10ml)を目安に薄めて使用します。

メネデールよりも薄めて使う点が異なるので、希釈倍率を間違えないように注意しましょう。

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効果を最大化する交互使用と希釈のポイント

より効果的に植物をケアするなら、これら2つを交互に使う方法がおすすめです。

例えば、今週の水やりでメネデールを与えたなら、次の水やりではリキダスを与えるといった具合です。

こうすることで、植物に必要な鉄分とその他の微量要素を満遍なく供給することができます。

水やりの手順としては、まず通常の水やりをしっかりと行い、土全体を湿らせます。

その後に、希釈した活力剤を別のジョウロで鉢全体に行き渡るように与えると無駄がありません。

注意点として、「早く元気になってほしいから」といって原液に近い濃さで与えるのは絶対にやめましょう。

濃すぎても効果が上がるわけではなく、逆に根を傷める原因にもなりかねません。

必ず既定の倍率を守って薄めることが、復活への近道です。

冬の寒さを乗り越える置き場所と管理のコツ

活力剤によるケアと並行して、植物が過ごす環境を整えてあげることも非常に重要です。

いくら栄養を与えても、寒すぎる場所や乾燥しすぎる場所では植物は回復しません。

冬の間、具体的にどのような場所に置くべきか、その工夫をご紹介します。

窓際の冷気とエアコンの風対策

最も気をつけたいのが「窓際の冷気」です。

日中は日当たりが良い窓際も、夜になると外気の影響で急激に冷え込みます。

この寒暖差が植物にとって大きなストレスとなり、葉が黄色くなる原因になります。

夕方以降は、厚手のカーテンを閉めるか、植物を窓から離れた部屋の中央付近に移動させてあげてください。

また、エアコンの風が直接当たる場所も厳禁です。

暖房の温風は非常に乾燥しており、直接当たると葉の水分が一気に奪われ、チリチリに枯れてしまいます。

人が快適と感じる場所と、植物が快適な場所は必ずしもイコールではないことを意識しましょう。

サーキュレーター活用と水やりのタイミング

部屋の空気を循環させることも、冬の植物管理には欠かせません。

サーキュレーターを使って空気を動かしてあげることで、温度ムラをなくし、植物の蒸散作用を促すことができます。

風通しが良い環境は、植物が水を吸い上げる力を助け、根腐れのリスクも減らしてくれます。

そして水やりのタイミングですが、冬であっても「土がしっかり乾いたらたっぷり」が基本です。

私の場合は、12月の室内(ウンベラータの大鉢)で2週間に1回程度のペースで水やりをしています。

土の表面だけでなく、中まで乾いているかを確認してから、活力剤入りの水を与えてください。

水やり後は、受け皿に溜まった水を必ず捨て、根が水に浸かりっぱなしにならないようにしましょう。

まとめ

冬に観葉植物の葉が黄色くなるのは、植物からのSOSサインです。

しかし、焦って肥料を与えたり、水を断ったりするのは逆効果になりかねません。

まずは「寒さによる栄養吸収の低下」「日照不足」「乾燥による水不足」のどの原因が当てはまるかを観察してください。

その上で、以下の対策を実践してみましょう。

  1. 弱っている時は「メネデール」で根の活動を助ける。
  2. 活力を底上げしたい時は「リキダス」で微量要素を補給する。
  3. 夜間の窓際やエアコンの直風を避け、暖かい場所に置く。
  4. 土が乾いたら、活力剤を希釈した水をたっぷりと与える。

これらのケアを行えば、黄色くなった葉が落ちてしまっても、春にはまた新しい芽を出してくれるはずです。

冬の管理は少し難しく感じるかもしれませんが、植物と向き合う良い機会でもあります。

ぜひ今日から、あなたの植物に合ったケアを始めてみてください。

追伸

今回の記事でご紹介した活力剤の使い方や、実際の水やりの様子は、動画でも詳しく解説しています。

文章だけでは分かりにくい希釈の方法や、ジョウロを使った具体的な手順もご覧いただけます。

植物をより元気に育てたい、栽培上手になりたいという方は、ぜひYouTubeチャンネルの登録とInstagramのフォローをお願いします。

一緒に植物のある暮らしを楽しみましょう。

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