伸びすぎたモンステラはどこで切る?初心者が失敗しない剪定位置と仕立て直し

お部屋のモンステラ、気がつくと縦に伸びすぎてバランスが悪くなったり、横に広がりすぎて収集がつかなくなったりしていませんか?

「切って形を整えたいけれど、どこを切ればいいのか分からない」

「もし切りすぎて枯れてしまったらどうしよう」

そんな不安から、剪定(せんてい)を躊躇して、見て見ぬふりをしている方は非常に多いです。

しかし、結論からお伝えすると、モンステラの剪定は「節(ふし)」と「節」の間を切るというたった一つのルールさえ守れば、決して失敗することはありません。

むしろ、適切な剪定は植物の更新を促し、より健康で美しい株に育てるために必要な作業なのです。

この記事では、伸びすぎたモンステラを美しく仕立て直すための正しいハサミの入れ方と、切った茎を無駄にせず増やす方法について、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

モンステラが伸びすぎたら剪定が必要な理由と切るべき場所

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まず大前提としてお伝えしたいのが、モンステラを室内で美しく育て続けるためには「剪定」は避けて通れない作業であるということです。

切ることは植物を傷つけることではなく、共に暮らすための大切なメンテナンスだと捉えてください。

なぜモンステラは剪定が必要なのか

モンステラは生命力が非常に強く、環境が合うと驚異的なスピードで成長します。

支柱やモスポールを使って上に登らせることもできますが、一般家庭の限られたスペースで鉢植えのままで楽しみたい場合、物理的にカットしてサイズを調整するしか方法がありません。

「切るのが怖い」と感じるかもしれませんが、モンステラにとって剪定はダメージではなく、新しい芽を出し、より健康な株に生まれ変わるための「更新作業」のようなものです。

伸びすぎた状態を放置すると、株の重心が不安定になり倒れやすくなったり、葉が密集して風通しが悪くなったりして、逆に植物の寿命を縮める原因にもなります。

これから長くモンステラと付き合っていくためにも、「剪定は育成とセット」と考えてください。

失敗しないための「節」の探し方

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では、具体的に「どこで切る」のが正解なのでしょうか。

ここで最も重要なキーワードが「節(ふし)」です。

モンステラの茎をよく観察してみてください。

気根(きこん)と呼ばれる空気中に出る根っこが生えている部分や、葉っぱの付け根の少し膨らんでいる部分があります。

これが「節」です。

そして、その節と節の間のすっとした茎の部分、ここが切るべきポイントになります。

多くの初心者の方がやってしまう間違いが、葉っぱの茎(葉柄)だけを途中から切ってしまうことです。

これではただ葉を落としただけで、成長を止めることも、そこから新しい芽を出すこともできません。

必ず、太いメインの茎にある「節」を残すようにハサミを入れることが、成功の絶対条件となります。

気根が出ている場合は、その気根の根元が節にあたりますので、それを目印にすると分かりやすいでしょう。

実践!伸びすぎたモンステラを美しく整える手順

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ここからは、実際にハサミを入れる具体的な手順を解説します。

迷わずに作業を進められるよう、道具の準備から切り方のコツまでを順を追って見ていきましょう。

剪定に必要な道具と準備

まず、道具の準備です。

必ず用意していただきたいのが、切れ味の良い「剪定バサミ」です。

普通の文房具のハサミでも切れなくはないですが、成長したモンステラの茎は想像以上に太く硬くなっています。

家庭用のハサミで無理に切ろうとすると、一回でスパッと切れずに茎の断面を潰してしまい、そこから雑菌が入って腐る原因になります。

100円ショップのものでも構いませんので、園芸用の剪定バサミを用意することをおすすめします。

また、切った茎を捨てずに増やしたい場合は、花瓶や2リットルのペットボトルを切ったものなど、水を溜められる容器も合わせて用意しておきましょう。

プロが教える切る位置の逆算思考

いよいよハサミを入れますが、ここでプロならではのコツをお伝えします。

それは、あなたが「この高さにしたい」と思う理想の位置よりも、さらに低い位置(1〜2節下)で切るということです。

植物は切った場所のすぐ下の節から、新しい芽(新芽)を出して成長を再開します。

つまり、今ちょうど良い高さで切ってしまうと、新芽が出た時にすぐにまた「伸びすぎ」の状態に戻ってしまうのです。

新芽が成長して葉が開いた時の高さを逆算し、思い切って低めの位置で剪定することが、美しい樹形を長く保つ秘訣です。

位置が決まったら、節と節の間を確認し、「茎・葉っぱ・気根(あれば)」が1セットになるようにハサミを入れます。

ためらわずに一気に切ることが、植物への負担を減らすことにも繋がります。

切った後の茎を増やす水挿しの方法

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剪定で切り落とした上の部分は、捨ててしまうにはあまりにも惜しいです。

モンステラは非常に生命力が強いため、切った茎から簡単に新しい株を作ることができます。

これを「水挿し(みずさし)」と呼びます。

気根を水に浸けるだけの簡単再生

方法はとてもシンプルで、用意しておいた花瓶やペットボトルに水を入れ、切った茎を挿すだけです。

この時のポイントは、「気根」をしっかりと水に浸けることです。

今まで土から水を吸っていた根の供給が断たれたため、今後はこの気根が根っこの代わりとなり、水分を吸収する重要な役割を果たします。

気根が長すぎる場合は容器に合わせて曲げても構いませんし、どうしても邪魔なら少しカットしても大丈夫ですが、必ず水に浸かる部分は残してください。

もしお持ちであれば、「メネデール」などの活力剤を水に少量混ぜてあげると、発根の成功率がぐっと上がります。

土に植え替えるタイミングと注意点

水挿しをしてしばらくすると、気根の周りから白い新しい根が生えてきたり、節の部分から新しい芽(新芽)が動き出したりします。

根が十分に伸びてきた、あるいは新芽がはっきりと確認できたタイミングで、土に植え替えてあげましょう。

もちろん、そのまま水耕栽培として楽しむことも可能です。

透明なガラス瓶に入ったモンステラは、土植えとは違った涼しげなインテリアとしてお部屋を彩ってくれます。

ただし、大きく育てたい場合は、栄養豊富な土に植えてあげるのがベストです。

まとめ

伸びすぎたモンステラの剪定は、決して難しいことではありません。

最後に、今回の重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 剪定位置: 必ず「節(ふし)」と「節」の間を切る。
  • 高さのコツ: 新芽が伸びる分を計算し、理想より少し低い位置で切る。
  • 切り落とした茎: 気根を水に浸けておけば、新しい株として増やせる。

あなたが持っているそのハサミで、モンステラは生まれ変わります。

「伸びすぎて邪魔だな」と毎日ストレスを感じながら過ごすよりも、思い切って剪定をして、自分好みの美しい樹形に仕立て直してみませんか?

まずは、あなたのモンステラの「節」がどこにあるか、指で探して確認することから始めてみてください。

そこが、新しい成長のスタート地点です。


追伸

今回の記事で解説した剪定の様子や、実際のハサミを入れる角度などは、YouTube動画でも詳しく実演しています。

「実際の節の場所を映像で見たい」「水挿しの様子をもっと知りたい」という方は、ぜひ動画も合わせてご覧ください。

また、Instagramでは日々の植物の成長記録や、インテリアへの取り入れ方も発信していますので、フォローしていただけると嬉しいです。

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