「最近、大切にしている観葉植物の葉っぱが黄色くなってきた」と不安に感じていませんか。?
特に下の葉だけが黄色くなったり、全体的に元気がなくなったりすると、枯れてしまうのではないかと焦ってしまいますよね。
実は、植物が黄色くなるのには明確なサインがあります。
しかし、そのサインを見誤って、良かれと思って「ある行動」をしてしまうと、植物にとどめを刺してしまうことになりかねません。
今回は、観葉植物が弱ってしまう主な5つの原因と、それぞれの具体的な対処法について解説します。
さらに、多くの人がやってしまいがちな「枯らせてしまう最大のNG行動」についてもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
観葉植物の葉が黄色くなる5つの主な原因と見分け方

植物が弱る原因は、大きく分けて5つあります。
これらは、葉が黄色くなる、ポロポロ落ちる、全体的に元気がないといった症状として現れます。
原因を正しく特定することが、復活への第一歩です。
それぞれの特徴と対処法を見ていきましょう。
1. 栄養不足による葉の変色

まず1つ目の原因は「栄養不足」です。
人間と同じように、植物も栄養が足りないと健康を保てません。
観葉植物が栄養不足になると、葉っぱの色が全体的に薄くなったり、黄色っぽくなったりします。
また、成長のスピードが著しく遅くなったり、完全に止まってしまうのも特徴です。
もし、長い間肥料を与えていないのであれば、この可能性が高いでしょう。
対処法としては、植物の成長期にあたる春から秋にかけて、肥料を与えてください。
土の上に置くタイプの「固形肥料」や、水やりの際に水に溶かして使う「液体肥料」が効果的です。
ただし、肥料の種類によって使い方が異なりますので、必ずパッケージの製品表示を確認しましょう。
おすすめは「ハイポネックス」などの液体肥料です。
水で薄めるだけで手軽に計量でき、初心者の方でも簡単に栄養を届けることができます。
注意点として、冬の時期は植物の成長が止まります。
この時期に肥料を与えても吸収されず、逆に根を傷める原因になります。
冬は肥料を与えず、春になって暖かくなってから再開するようにしてください。
2. 根腐れによる深刻なダメージ

2つ目の原因は、最も失敗が多いとされる「根腐れ」です。
これは、水のやりすぎや、土の水はけが悪いために起こります。
常に土が湿っている状態が続いたり、土からドブのような悪臭がする場合は要注意です。
根腐れを起こすと、根が水分や栄養を吸えなくなるため、葉が黄色くなり、植物全体がぐったりと萎れてきます。
下の葉から順に黄色くなって落ちていく場合も、この根腐れが疑われます。
確認する方法は、思い切って植物を鉢から抜いてみることです。
もし根が黒ずんでいたり、ブヨブヨと腐っている部分があれば、確実に根腐れしています。
対処法としては、清潔なハサミを使って、腐っている黒い根の部分をすべて切り落としてください。
そして、新しい土に植え替えます。
この時、必ず「水はけの良い土」を選ぶことが重要です。
また、鉢の底穴が小さいと水が抜けにくいため、鉢底に「軽石(鉢底石)」を敷いて排水性を確保しましょう。
根本的な対策として、水やりの頻度を見直すことも大切です。
土の表面が乾いていないのに水を与えていないか、日々の管理を確認してください。
根腐れさせにくい土として、私が販売している「botani soil」のような無機質の土も検討してみてください。
3. 土の乾燥と水切れのサイン

3つ目の原因は「土の乾燥」です。
水やりを控えすぎたり、空気が乾燥していたりすると起こります。
葉の先がチリチリと枯れてきたり、葉っぱ全体がカラカラに乾いた感触になってきたら、水分不足のサインです。
特に、エアコンを使っている室内は、人間が思う以上に空気が乾燥しています。
基本的な水やりのルールは「土の表面がしっかりと乾いてからたっぷりと与えること」です。
毎日土の表面を観察する癖をつけましょう。
また、空気が乾燥している時は、根からの吸水だけでなく、葉への水分補給も必要です。
霧吹きを使って葉全体に水をかける「葉水」をこまめに行ってあげてください。
使用している土の種類や、鉢の大きさによっても乾くスピードは全く異なります。
無機質の土や小さな鉢を使っている場合は、保水力が低いため、予想以上に早く乾くことがあります。
植物が置かれている環境に合わせて、水やりの頻度を工夫してみてください。
4. 葉焼けによる変色トラブル

4つ目の原因は「葉焼け」です。
これは見た目で判断しやすく、葉っぱの表面が部分的に茶色くなったり、白っぽく色が抜けたりします。
酷い場合には、植物全体がダランとしおれてしまうこともあります。
これは、強い直射日光によって植物が火傷を負ってしまった状態です。
よくあるケースが、良かれと思って天気の良い日にベランダや庭に出し、直射日光に当ててしまうことです。
「数時間だけ」のつもりでも、強い日差しは植物にとって致命傷になりかねません。
残念ながら、一度葉焼けして変色した葉の色は、元には戻りません。
しかし、植物自体が死んでしまったわけではないので、諦めないでください。
対処法は、直射日光が当たる場所に植物を置かないことです。
室内であっても、窓際は気温が上がりやすく、強い光が入るため注意が必要です。
多くの観葉植物は、強い直射日光を好みません。
レースカーテン越しの、柔らかい光が当たる場所であれば十分に元気に育ちます。
特に日差しの強い夏の時期は、置き場所に十分気をつけてください。
5. 害虫被害による衰弱

5つ目の原因は「害虫の被害」です。
葉の一部が黄色くなったり、色が抜けたりして元気がなくなる場合、虫がついている可能性があります。
これは、よく観察すれば初心者の方でも見分けることができます。
葉の表面や裏面をじっくり見てみてください。
もし、ベタベタした液体が付着していたり、白い綿毛のようなものが付いていたら、それは肥料不足や根腐れではなく、害虫の仕業です。
観葉植物につきやすい代表的な害虫は「ハダニ」と「カイガラムシ」です。
ハダニは非常に小さく、葉の裏で動き回っていたり、新芽の周りにクモの巣のような糸を張ったりします。
カイガラムシは、白い綿毛のような塊として、葉の裏や枝の付け根に付着します。
これらは放置すると植物の養分を吸い取り、枯らせてしまうため早期発見が重要です。
対処法として、まずは見つけ次第ティッシュなどで物理的に拭き取ってください。
水で洗い流すのも有効ですが、完全な駆除は難しいため、拭き取った後に薬剤を使用します。
「ベニカXネクストスプレー」や「オルトラン粒剤」などの殺虫剤がおすすめです。
害虫は隣の植物にも移ってしまうため、被害が広がる前に対処しましょう。
弱った植物に「肥料」は絶対ダメ!枯れる一番の原因とは

植物が弱って葉が黄色くなった時、多くの人がやってしまう間違いがあります。
それは「とりあえず肥料を与えて元気にしようとすること」です。
結論から言うと、弱っている時に肥料を与えるのは絶対にやめてください。
これは植物の不調を回復させるどころか、トドメを刺す行為になってしまいます。
なぜ弱った時に肥料を与えてはいけないのか
植物が弱っている時というのは、根っこも弱っている状態です。
根が弱っていると、水や栄養を吸い上げる力が低下しています。
そんな状態で、良かれと思って濃い肥料成分を与えてしまうと、どうなるでしょうか。
植物の根には、肥料成分による浸透圧の作用で、逆に根から水分が奪われてしまう現象が起きます。
これを「肥料焼け」と言います。
弱っている観葉植物に水に溶けた肥料を与えると、植物はその濃い成分を薄めようとして、自分の体内の水分を外に出してしまいます。
その結果、根がカラカラに乾いてしまい、水分も栄養も全く吸収できなくなって枯れてしまうのです。
人間で言えば、胃腸が弱って寝込んでいる時に、脂っこいステーキを無理やり食べさせるようなものです。
消化不良を起こして、余計に体調が悪化してしまいますよね。
植物も同じで、弱っている時は「休息」と「優しいケア」が必要です。
肥料ではなく「活力剤」を使うのが正解
では、弱っている時には何をあげれば良いのでしょうか。
正解は、肥料ではなく「活力剤」を与えることです。 肥料と活力剤は全くの別物です。
肥料は、植物を大きく育てるための「食事(ご飯)」であり、活力剤は弱った機能をサポートする「サプリメント(点滴)」のようなものです。
パッケージを見て、「肥料」と書いていないものは、基本的に活力剤だと判断して大丈夫です。
おすすめの活力剤は「リキダス」と「メネデール」です。
使い分けとしては、そこまでひどく弱っていない、ちょっと元気がないかなという程度なら「リキダス」を使います。
一方で、葉が黄色くなったり、明らかに不調でぐったりしている時は「メネデール」を与えてください。
弱っている時は、まず水やりや置き場所などの環境を整え、活力剤で根の回復をサポートするのが最優先です。
肥料を与えるのは、植物が完全に元気を取り戻し、新しい葉が出てくるようになってからにしましょう。
まとめ

観葉植物の葉が黄色くなったり、弱ってしまうのには必ず原因があります。
今回ご紹介した「栄養不足」「根腐れ」「土の乾燥」「葉焼け」「害虫被害」の5つの原因のうち、どれに当てはまるか、まずは植物の状態をよく観察してみてください。
特に、下の葉だけが黄色くなる場合は、根腐れや水切れのサインであることが多いです。
そして、最も大切なことは「弱っている時に肥料を与えない」ということです。
焦って肥料を与えると、逆に植物を枯らせてしまいます。
不調を感じたら、まずは原因を取り除き、活力剤を使って優しく回復を待ってあげてください。
正しい知識と対処法を知っていれば、黄色くなった植物も復活させることができます。
ぜひ今日の内容を振り返りながら、あなたの大切な植物をケアしてあげてください。
追伸
最後まで読んでいただきありがとうございます。
このブログでは、観葉植物初心者の方に向けて、枯らさないための基本的な育て方や、おしゃれなインテリアグリーンの楽しみ方を発信しています。
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一緒にグリーンのある豊かな暮らしを目指しましょう。



